鈴木耳鼻咽喉科大阪鼻サージクリニックの日帰り手術|大阪市西区南堀江の耳鼻咽喉科

日帰り手術 SURGERY

日帰り手術について

アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎の
日帰り手術を行っています

当院では、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎などの日帰り手術を行っています。局所麻酔を使った日帰り手術は、全身への負担が少なく、入院に伴う時間的・経済的なご負担も抑えられます。アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎の手術実績1,000件以上(※1)を有する院長がすべての手術を担当することで、専門的で確かな医療をご提供いたします。つらい鼻症状にお悩みでしたら、どうぞお気軽にご相談ください。
※1:2012~2025年の手術実績

こんな場合はご相談ください
  • 長引く鼻づまりで日常生活に支障が出ている
  • 手術の流れや費用を詳しく知りたい
  • 副鼻腔炎を何度も再発している
  • 他院で治療中だが改善しない
  • 仕事や子育てで入院が難しい
  • なるべく短期間で治療を済ませたい
  • アレルギー性鼻炎の症状が重く、手術で根本的に改善したい
  • 術後もしっかりフォローしてくれる耳鼻咽喉科を探している

日帰り手術の対象疾患

アレルギー性鼻炎手術

薬では改善しないアレルギー性鼻炎や鼻づまりに対し、日帰りで手術を行います。鼻中隔弯曲症や肥厚性鼻炎など、鼻の中の形状や粘膜の状態に合わせた処置にも対応しています。つらい鼻症状の改善を目指し、根本的治療をご提案します。

副鼻腔炎手術

鼻の奥にある副鼻腔に炎症がみられた場合、原因や経過に応じた手術治療をご提案しています。副鼻腔内に慢性的に膿が溜まる慢性副鼻腔炎や、再発しやすい好酸球性副鼻腔炎、副鼻腔真菌症、歯性上顎洞炎の治療にも対応しています。

各疾患の解説
鼻中隔弯曲症
鼻の左右を仕切る壁(鼻中隔)が曲がっている状態を鼻中隔弯曲症といいます。生まれつきの骨格や成長過程での変化、外傷などが原因で起こり、鼻づまりや鼻呼吸のしづらさ、頭痛、いびきの原因になることがあります。薬で改善しない場合は、日帰り手術で鼻中隔をまっすぐに整える「鼻中隔矯正術」を行い、鼻の通りを改善します。術後は呼吸のしやすさや睡眠の質の向上が期待できます。
慢性副鼻腔炎
慢性副鼻腔炎とは、鼻の奥にある副鼻腔に炎症がみられ、慢性的に膿が溜まる疾患のことです。主な原因は鼻かぜの悪化やアレルギー、細菌感染です。副鼻腔内の膿が鼻の中に流れてくることで、黄色のねばついた鼻水や膿による臭い、鼻水がのどに流れる(後鼻漏)などの症状がみられます。また、鼻の中の粘膜がポリープ状に腫れる(鼻茸)ことで、鼻づまりも伴います。頬の痛みや頭痛を引き起こすこともあり、抗菌薬や点鼻薬で改善しない場合は内視鏡手術が選択されます。
好酸球性副鼻腔炎
好酸球性副鼻腔炎とは、強い鼻づまりや嗅覚障害を引き起こす難治性の副鼻腔炎です。白血球の一種である好酸球の関与がみられる疾患ですが、明らかな原因はわかっておらず、国の指定難病に登録されています。成人以降に発症し、鼻の中のポリープ(鼻茸)やネバネバとした鼻水がみられ、治療しても再発をくり返すのが特徴です。主な治療はステロイド薬の投与や内視鏡手術で、必要に応じて抗体薬(バイオ医薬品)を用いた治療が行われます。
副鼻腔真菌症
副鼻腔真菌症とは、カビ(真菌)が原因で副鼻腔内に炎症を引き起こす疾患です。加齢による免疫低下や、抗生剤の長期間使用などにより発症することがあります。主な症状はネバネバした鼻水や強い臭いなどで、感染部位に応じて片側または両側に症状が見られます。内服や点鼻薬による改善は難しいため、治療は内視鏡による外科的手術を行います。
歯性上顎洞炎
副鼻腔には4つの種類があり、上顎の奥にある空洞を上顎洞とよびます。歯性上顎洞炎は、むし歯や歯周病などによって、上顎洞内に炎症が広がる疾患です。主な症状として、頬の痛みや圧迫感、ネバネバとした鼻水、鼻づまり、悪臭などがみられます。原因となる歯の治療とあわせて、抗菌薬による治療や内視鏡手術を行うことがあります。耳鼻咽喉科と歯科が連携し、治療を進めていくことが大切です。
アレルギー性鼻炎
花粉やハウスダストなどのアレルゲンが鼻の粘膜に触れることで、くしゃみ・鼻水・鼻づまりなどが繰り返し起こる病気です。季節によって症状が出る「季節性」と、一年を通して見られる「通年性」があります。薬でコントロールできない場合や、副作用で内服を続けにくい場合には、レーザーや高周波などで鼻粘膜の反応をやわらげる日帰り手術を行うことがあります。症状を軽減し、日常生活の快適さを保つために適切な治療が大切です。

日帰り手術の流れ

01 検査・診断・治療計画

まずは通常の外来を受診していただき、現在の症状やお悩みについて詳しくお伺いします。その後、必要な検査をもとに、診断結果や治療計画についてご説明いたします。手術が必要と判断された場合は、術前外来のご予約をお取りします。患者さんのご不安やご希望をお聞きしながら進めますので、初めての方もどうぞご安心ください。

02 術前外来

術前外来では、必要に応じた術前検査や手術予約などを行い、手術に向けて準備をしていきます。患者さんが納得して治療に臨めるようサポートいたしますので、ご不安や不明点などがありましたら、遠慮なくお声がけください。

03 手術説明

術前検査の結果をお伝えしたうえで、手術に関する詳しいご説明や、当日の流れについてご案内いたします。手術による治療効果や注意点なども丁寧にお話ししたうえで、手術の同意書にサインしていただきます。

04 日帰り手術

ご予約した日時にご来院いただき、局所麻酔下で内視鏡による手術治療を行います。全身麻酔ではないため、手術後は院内で一定時間お休みいただいた後、ご帰宅いただけます。院内には専用手術室とリカバリースペースがあり、落ち着いた環境で治療を受けていただけます。

05 手術後のケア

鼻の手術は術後のケアがとても重要です。当院では手術後2~3ヵ月の間、定期的に通院していただき、毎回ファイバーカメラによる経過観察を行います。状態に応じて処置を行うことで、症状の再発を防ぎます。術後、気になる症状がありましたらお気軽にご相談ください。また、必要に応じて追加治療、抗体薬治療をご案内しております。

安全性・痛みの少ない工夫

豊富な手術実績を持つ院長による
安全性に配慮したきめ細やかな手術

当院では、日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定専門医・専門研修指導医であり、1,000件以上の手術実績(※1)を持つ院長が日帰り手術を担当します。豊富な経験に基づく判断力により、安全性に配慮した的確な治療をご提供いたします。患者さんの全身状態にも注意を払いながら、丁寧に治療を進めていきます。 ※1:2012~2025年の手術実績

手術時の痛みを軽減するための
麻酔・鎮静剤投与

手術時の痛みや緊張をやわらげるために、当院では適切な麻酔薬と鎮静剤を組み合わせて投与しています。まず鎮静剤や麻酔薬でリラックスしやすい状態をつくり、患部の感覚を鈍らせたうえで、注射による局所麻酔を行います。これにより、手術中の痛みや精神的な負担を軽減します。麻酔が十分に効くまで時間をかけ、患者さんが安心して手術に臨めるよう配慮しています。

手術後の経過を見据えた
適切なパッキング材(創傷被覆材)
を使用

従来、鼻の内視鏡手術後はガーゼを詰めて止血を行う方法が主流でしたが、取り除く際に強い痛みがあり、患者さんの負担となることも少なくありませんでした。当院では、術後の経過や痛みに配慮し、吸収性や溶けるタイプのパッキング材(創傷被覆材)を使用しております。治療部位をしっかり止血し、痛みを軽減することで、術後の管理にも配慮しています。

パッキング材の種類
ネイザルパッキング材

水分を吸収し、スポンジ状に膨らむパッキング材です。鼻の内部の形態を維持しながら、しっかりとした圧迫止血効果が得られます。

加水分解式パッキング材

術後数日間はネイザルパッキング同様に形態を保ち、その後1週間ほどで水分を吸収しながらゲル化します。除去時の痛みが少なく、簡単に取り外せます。

アルギン酸ドレッシング材

他のパッキング材よりも早い段階で水分を吸収しながらゲル化していくパッキング材です。除去時の痛みが少なく、簡単に取り外せます。

※症状や術式、安静期間に応じて選択いたします
※入荷状況に応じて代替材料を使用するケースもあります

よくあるご質問

Q

日帰り手術のメリット・デメリットはなんですか?

A

日帰り手術のメリットは、身体への負担が少なく、手術をしたその日にご帰宅いただけることです。また、局所麻酔を使用することで、全身麻酔よりもリスクを抑えることができます。仕事やご家庭の事情による時間的・経済的制約が気になる方におすすめです。なお、デメリットとして、術後すぐにご自宅で過ごすことにご不安を感じることがあります。また、術後の通院が必要なことが手間だと感じることがあるかもしれません。気になることや懸念事項がありましたら、手術を行う前にご相談ください。

Q

日帰り手術に対応している病気は何ですか?

A

当院の日帰り手術の対象疾患は、アレルギー性鼻炎・鼻づまり(鼻中隔弯曲症・肥厚性鼻炎)・慢性副鼻腔炎・好酸球性副鼻腔炎・副鼻腔真菌症・歯性上顎洞炎などです。症状や状態によって、適切な治療をご提案させていただきます。

Q

手術当日の流れを教えてください。

A

ご来院後、体調や全身状態の確認を行い、局所麻酔にて手術を実施します。手術後は院内で一定時間お休みいただき、問題がなければご帰宅となります。所要時間は全部で2~3時間程度かかります。

Q

痛みはありますか?

A

手術時は局所麻酔を使用し、できる限り痛みの少ない処置を行います。ただし、術後1~2週間は鼻づまりや鈍い痛み、不快感を感じることがあります。術後は痛み止めを処方しますので、必要に応じてお使いください。

Q

術後の通院はどのくらい必要ですか?

A

術後は約2~3ヵ月間、定期通院をお願いしています。再発防止と治療効果を高めるために、すべての患者さんに毎回ファイバーカメラでの丁寧な経過観察と処置を行っておりますので、ご協力をお願いいたします。

Q

日帰り手術後、どのくらいで仕事に復帰できますか?

A

治療部位の状態や手術方法、お仕事の内容にもよりますが、デスクワークなど軽度な業務であれば、翌日~数日で復帰される方もいらっしゃいます。術後の経過や体調には個人差がありますので、無理のない仕事復帰をおすすめしています。

Q

手術のあとの安静期間はどれくらいですか?

A

アレルギー性鼻炎手術の場合は、術後1週間から10日程度、全治は約1.5ヶ月です。慢性副鼻腔炎の場合は、術後約2週間、全治は約3ヵ月です。
特殊な副鼻腔炎の場合は、その後も通院が必要となる場合があります。鼻中隔弯曲症で、前弯矯正術となった場合は、約1ヵ月程度の安静期間が必要になります。
個人差があるので、医師からの説明を聞いていただきます。通院頻度や安静期間の短縮希望などについては、医師と相談となります。お仕事なども内容によるので、都度相談させていただきます。