鈴木耳鼻咽喉科大阪鼻サージクリニックのアレルギー性鼻炎・鼻づまりの手術|大阪市西区南堀江の耳鼻咽喉科

アレルギー性鼻炎・
鼻づまりの手術
ALLERGY

アレルギー性鼻炎・
鼻づまりについて

アレルギー性鼻炎や鼻づまりは
­手術で改善を目指せます

アレルギー性鼻炎や鼻づまり(鼻中隔弯曲症・肥厚性鼻炎)が長引くと、睡眠の質の低下や集中力の低下、慢性的な頭痛・だるさなど、日常生活にさまざまな悪影響を及ぼすことがあります。薬で改善しにくい症状には、原因に応じた手術治療が効果的です。当院では、アレルギー性鼻炎や鼻づまりに対し、根本的改善を目指した治療をご提案しています。局所麻酔による日帰り手術に対応していますので、お気軽にご相談ください。

こんな場合はご相談ください
  • 鼻水、鼻づまりが改善しない
  • 手術したいが入院はしたくない
  • 薬での治療は効果が不十分
  • 手術実績豊富な医師に相談したい
  • 現状の治療に満足できていない
  • 自分に合った治療を探している
  • 鼻炎・鼻づまりの悩みを解消したい
  • 日常生活に支障が出ている

アレルギー性鼻炎・
鼻づまりの手術

精度の高い4K内視鏡を使用した
精密な内視鏡手術を実施

鼻の内視鏡手術は、もともと副鼻腔炎治療に対して広く行われておりましたが、医学の進歩に伴い、現代ではアレルギー性鼻炎に対しても実施できるようになりました。内視鏡や器具を鼻の穴から入れて、鼻の中だけで手術ができるため、目に見える傷が残らず、つらい症状を改善していけます。当院では、より精度の高い手術を行うために、大学病院や基幹病院レベルで使用する「4K内視鏡」を導入しています。また、マイクロデブリッターと呼ばれる専用器具を使用し、細部まで丁寧に治療します。

アレルギー性鼻炎の手術
鼻水を軽減する手術
後鼻神経切断術
後鼻神経切断術とは、鼻水やくしゃみに関わる神経(後鼻神経)を外科的に切断することで、鼻水やくしゃみ、鼻づまりなどを改善する治療です。内服薬や点鼻薬では改善が難しい重度のアレルギー性鼻炎にも効果的で、つらい鼻症状の緩和が期待できます。内視鏡を使用するため、顔や目に見える部位に傷が残る心配がありません。
鼻づまりを改善する手術
下鼻甲介粘膜下組織切除術
下鼻甲介粘膜下組織切除術とは、下鼻甲介(鼻の中にあるヒダ)が腫れて鼻の通りが悪くなった状態を改善するために行う治療です。表面の粘膜と骨を温存し肥大した粘膜下組織を切除することで、鼻症状や鼻づまりを軽減します。下鼻甲介の手術では、数十年後に粘膜が萎縮して鼻の乾燥感や呼吸のしづらさなどの症状が出ることもありますが、この術式は表層粘膜や骨を温存するため、将来的な鼻症状を抑えることが可能です。当院では、下鼻甲介粘膜下組織切除術を主に行っています。
下鼻甲介骨切除術
下鼻甲介骨切除術とは、鼻の通りをよくするために、下鼻甲介(鼻の中にあるヒダ)の骨を部分的に切除する治療です。アレルギー性鼻炎や鼻づまりの改善が期待できます。ただし、粘膜の腫れが強い場合は、治療効果が不十分となるケースもあります。また、数十年後に粘膜が萎縮することがあり、長期的な経過を確認していく必要があります。
鼻中隔の弯曲がみられる場合は、
同時手術を行います

鼻づまりの原因として、鼻中隔弯曲症(鼻中隔が曲がっている状態)が関与しているケースもあります。当院では、術前検査で鼻中隔弯曲症がみられた場合、他の鼻手術と同時に「鼻中隔矯正術」を行っています。鼻の通りを妨げる弯曲部分を矯正することで、空気が通りやすくなり、治療効果をより高めることができます。

鼻中隔弯曲症の手術

交通事故やスポーツによるけがなどが
原因で起こる「鼻中隔弯曲症」

鼻中隔とは、左右の鼻の穴を分ける壁のことで、薄い骨と軟骨からできています。交通事故やスポーツによるけが、成長変化など、なんらかの事情で鼻中隔が曲がってしまった状態を鼻中隔弯曲症とよびます。状態によって鼻づまりやいびきなどを引き起こすことがあるため、状態に応じて、手術による改善を目指します。

鼻中隔弯曲症の手術
鼻中隔矯正術
鼻中隔矯正術は、鼻中隔の弯曲による鼻づまり・鼻閉を改善するために行う外科的治療です。鼻の穴の中に器具を入れて曲がった鼻中隔を部分的に切除し、鼻の通りを改善していきます。手術は内視鏡を使用して行うため、傷を最小限に抑えることが可能です。顔の表面に傷が残る心配もありません。症例に応じて、他の鼻の手術と同時に行うこともあります。
肥厚性鼻炎の手術

鼻のかみすぎや市販の点鼻薬によって
起こる「肥厚性鼻炎」

肥厚性鼻炎とは、鼻の粘膜(特に下鼻甲介)が腫れて鼻づまりや嗅覚障害などを引き起こす疾患です。鼻を強くかみすぎたり、市販の点鼻薬を使いすぎたりすることで発症します。肥厚性鼻炎がみられた場合は、アレルギー性鼻炎の鼻づまりを改善する手術と同じ方法で、治療を行います。

検査方法

CT検査
鼻や副鼻腔などの内部構造を詳しく調べるための画像検査です。骨や粘膜の状態、炎症の広がり、鼻中隔の弯曲の程度などを立体的に確認できるため、手術の必要性や治療計画を立てるうえで非常に役立ちます。当院では院内にCT設備があり、受診当日に検査・診断までスムーズに行うことが可能です。
アレルギー検査(非特異的・特異的IgE抗体検査)
血液中のIgE抗体の量を調べることで、アレルギー体質の有無(非特異的IgE)や、特定のアレルゲン(花粉・ダニ・食物など)に対する反応(特異的IgE)を確認する検査です。アレルギー性鼻炎の原因を特定し、適切な治療や生活指導につなげることができます。当院では少量の採血でご負担の少ない検査を行っています。
アレルギー検査の種類
一般採血

注射針で血液を採取し、IgE抗体やアレルギーの有無を調べる検査方法です。一般的に広く行われており、体質やアレルゲンの特定も可能になります。

ドロップスクリーン

一般採血よりも少量の血液で複数のアレルゲンを調べられる検査方法です。注射が苦手な方や、採血で具合が悪くなったことがある方にもおすすめです。

費用

料金表
内視鏡下鼻中隔手術Ⅰ型19,860円
内視鏡下鼻中隔手術Ⅲ型89,040円
内視鏡下鼻腔手術Ⅰ型(下鼻甲介手術/片側)23,820円
経鼻腔的翼突管神経切除術(片側)91,380円

※表示金額は全て税込みです
※表示金額は3割負担の場合の費用目安となります

高額療養費制度について
医療費の負担を軽減する公的制度です

高額療養費制度とは、1ヵ月の医療費が一定額(自己負担限度額)を超えた場合に、超過分が払い戻される公的な制度です。年齢や所得に応じて限度額は異なりますが、入院や手術などで医療費が高額になった際に、経済的な負担を軽減することができます。高額療養費制度を利用するためには手続きが必要です。ご不明な点は当院スタッフまでご相談ください。

69歳以下の方の場合
適用区分 ひと月の上限額(世帯ごと)
年収約1,160万円~
健保:標報83万円以上
国保:旧ただし書き所得901万円超
252,600円+(医療費-842,000)×1%
年収約770~約1,160万円
健保:標報53万~79万円
国保:旧ただし書き所得600万~901万円
167,400円+(医療費-558,000)×1%
年収約370~約770万円
健保:標報28万~50万円
国保:旧ただし書き所得210万~600万円
80,100円+(医療費-267,000)×1%
~年収約370万円
健保:標報26万円以下
国保:旧ただし書き所得210万円以下
57,600円
住民税非課税者 35,400円
70歳以上の方の場合
適用区分 ひと月の上限額(世帯ごと)
外来(個人ごと)
現役世代
並み
年収約1,160万円~
標報83万円以上/課税所得690万円以上
252,600円+(医療費-842,000)×1%
年収約770万円~約1,160万円
標報53万円以上/課税所得380万円以上
167,400円+(医療費-558,000)×1%
年収約370万円~約770万円
標報28万円以上/課税所得145万円以上
80,100円+(医療費-267,000)×1%
一般 年収156万~約370万円
標報26万円以下/課税所得145万円未満等
18,000円
(年144,000円)
57,600円
住民税
非課税世帯等
Ⅱ 住民税非課税世帯 8,000円 24,600円
Ⅰ 住民税非課税世帯
(年金収入80万円以下など)
15,000円

なお、高額療養費制度の支給上限額については厚生労働省で段階的な見直しが行われています。
最新の情報については厚生労働省のホームページをご参照ください。

組み合わせ例
手術の組み合わせ例 目安の金額(3割負担の場合)
鼻中隔弯曲症の場合:内視鏡下鼻中隔手術Ⅰ型(両側)×内視鏡下鼻腔手術Ⅰ型(下鼻甲介手術/両側) 87,360円
アレルギー性鼻炎の場合:内視鏡下鼻腔手術Ⅰ型(下鼻甲介手術/両側)×経鼻腔的翼突管神経切除術(両側) 230,400円
重度のアレルギー性鼻炎の場合:内視鏡下鼻中隔手術Ⅰ型(両側)×内視鏡下鼻腔手術Ⅰ型(下鼻甲介手術/両側)×経鼻腔的翼突管神経切除術(両側) 317,760円

※表示金額は全て税込みです。
※術式の組み合わせについては診察時にご提案いたします。
※保険診療であり自己負担額については高額療養費制度に準じます。
※高額療養費制度を使用することで、上記よりも安く手術を受けられる可能性があります。
詳しくはお問い合わせください。

お支払方法

当院では、下記のお支払方法が可能です。
現金
現金でのお支払い
クレジットカード
VISA/JCB/
Mastercard/など
電子マネー・
QRコード決済
交通系IC/PayPayなど
アプリ決済
キュアポートを使用した
簡単決済によるお支払い
医療費控除について

1年間(1月1日~12月31日)に10万円以上の医療費を支払った場合は、医療費控除によって一定の金額の所得控除を受けることができます。ご自身の支払いに限らず、生計を共にするご家族が支払った医療費も対象となります。詳しくは国税庁のホームページをご覧ください。

よくあるご質問

Q

アレルギー性鼻炎は手術で改善できますか?

A

はい、アレルギー性鼻炎や鼻づまりなどの症状は、手術によって改善が期待できます。鼻の粘膜などに直接アプローチすることで、内服薬や点鼻薬では改善しにくい重度の鼻づまりにも効果的です。手術は患者さんの症状に応じて適切な方法をご提案しますので、まずはご相談ください。

Q

アレルギー性鼻炎や鼻づまりの手術を受けたらどのくらい症状が楽になりますか?

A

手術によって鼻づまりの症状が大きく改善されると、日常的な息苦しさが消失していきます。人によっては、頭痛や睡眠不足の改善、集中力の向上などの効果も期待できます。ただし、治療効果には個人差があります。当院では、症状の原因や重症度に応じて、患者さんに適した手術法をご提案します。

Q

手術をしたらアレルギー性鼻炎は再発しませんか?

A

アレルギー性鼻炎は体質や環境要因なども関与しているため、手術で必ずしも完治するとは限りません。しかし、鼻の粘膜や構造的な問題を根本的に改善することで、再発リスクを十分に抑える効果が期待できます。当院では術後のケアを重視することで、再発予防に力を入れています。

Q

鼻づまりの原因が鼻中隔弯曲症でも手術は可能ですか?

A

可能です。鼻中隔のゆがみ(鼻中隔弯曲症)が原因で鼻づまりが起きている場合、鼻中隔矯正術により鼻内の空気の通り道を広げることができます。また、アレルギー性鼻炎と鼻中隔弯曲が併発している場合は、症状に応じて同時手術を行っています。

Q

アレルギー性鼻炎・鼻づまりの手術は日帰りでできますか?

A

はい、可能です。当院は、アレルギー性鼻炎・鼻づまりの日帰り手術に対応しており、局所麻酔で治療を行うことができます。入院の必要がないため、仕事やご家庭の事情でお忙しい方にもおすすめです。術後のフォロー体制も整えているため、初めて手術を受けられる方も安心していただけます。

Q

鼻の手術にかかる費用はどれくらいですか?保険は使えますか?

A

鼻の手術には健康保険が適用されます。手術の内容や検査項目によって費用は多少前後しますが、高額療養費制度を使用することで、自己負担を抑えながら治療を受けられます。詳しい費用については、診察時にご説明いたしますので、まずはお気軽にご予約ください。

Q

鼻の手術はどのくらい痛みがありますか?

A

局所麻酔を使用するため、手術中は痛みの心配なく治療を受けられます。術後は、しばらくの間痛みや不快感を感じることもあるため、必要に応じて鎮痛薬の処方も行っております。痛みが苦手な方も、まずは一度ご相談ください。

Q

手術のあとの安静期間はどれくらいですか?

A

アレルギー性鼻炎手術の場合は、術後1週間から10日程度、全治は約1.5ヵ月です。慢性副鼻腔炎の場合は、術後約2週間、全治は約3ヵ月です。
特殊な副鼻腔炎の場合は、その後も通院が必要となる場合があります。鼻中隔弯曲症で、前弯矯正術となった場合は、約1ヵ月程度の安静期間が必要になります。
個人差があるので、医師からの説明を聞いていただきます。通院頻度や安静期間の短縮希望などについては、医師と相談となります。お仕事なども内容によるので、都度相談させていただきます。