のど・くびの症状について

のどやくびの違和感は
放置せずにご相談ください
のどの痛みや声のかすれ、くびのしこりや腫れなどは、風邪などの一時的な症状から、専門的な治療が必要な疾患まで原因がさまざまです。当院では、ファイバーカメラなどを使った精密検査をもとに、的確な診断・治療をご提供しております。慢性的な飲み込みにくさや、声の不調など、「いつもと違う」と感じたら、お早めにご相談ください。
こんな場合はご相談ください
- のどが痛い・飲み込みにくい
- 食事中にのどがつまる感じがする
- 声が出しにくい・かすれる
- 扁桃腺が腫れやすい・熱が出る
- のどに異物感がある
- 寝ている時にいびきを指摘された
- くびに腫れやしこりがある
- くびのリンパが腫れている
代表的な疾患
検査方法
ファイバーカメラ

細く柔らかいスコープを鼻や口から挿入し、のどや声帯、鼻腔・咽頭・喉頭の粘膜の状態を直接観察できる検査です。声のかすれやのどの違和感、腫瘍の有無などの精密な診断に役立ちます。嘔吐反射の強い方は、状況に応じた処置を検討しますので、事前にご相談ください。
血液検査(炎症反応の確認)

のどの痛みや腫れ、発熱などがある場合、血液検査で炎症の程度を確認します。白血球数やCRPなどの数値を調べることで、ウイルス性か細菌性かの見極めや、全身状態の把握が可能です。重篤な感染症や合併症の早期発見にも役立ちます。
のど風邪について

のど風邪はタイプによって
早期治療が必要です
のど風邪とは、ウイルスや細菌によって咽頭や喉頭が炎症を起こしている状態をさします。主な症状は、のどの痛み、違和感、声のかすれ、咳、発熱などです。のど風邪を放置すると、急変に伴う呼吸困難や窒息のリスクがあるため、装着時間・治療が必要です。当院では、ファイバーカメラなどの検査機器を用いて、症状の原因を正確に見極め、適切な治療をご提供しております。のどの違和感が気になる方は、早めのご相談をおすすめします。
各種のど風邪について
のど風邪を自己判断で
放置するのは危険です
「のど風邪」という言葉は一般的ですが、実際には咽頭炎・扁桃炎・喉頭炎など、さまざまな病気が含まれています。見た目や症状だけで自己判断するのは難しく、なかには悪化すると呼吸困難や入院が必要になるケースもあります。高熱や強いのどの痛み、声のかすれや飲み込みづらさがある場合は、早めに耳鼻咽喉科を受診してください。
のど風邪の種類
咽頭炎
咽頭炎は、のどの粘膜がウイルスや細菌により炎症を起こす疾患です。咽頭炎には上咽頭炎や中咽頭炎などの種類があり、上咽頭炎では鼻の奥が腫れるため、鼻風邪と間違われることもあります。なかには、ウイルス性の難治性咽頭炎もあり、正確な診断のためにはファイバーカメラでの検査が推奨されます。症状が長引く場合は受診することをおすすめします。
扁桃炎
扁桃炎は、のどの左右にある扁桃が細菌やウイルスにより炎症を起こす病気です。悪化すると扁桃周囲炎から膿瘍が形成され、さらに膿が下方に広がっていくと気道を圧迫する恐れがあります。高熱や強いのどの痛みがみられたら、速やかに耳鼻咽喉科を受診してください。点滴や抗生剤投与のほか、膿が多い場合には切開処置を実施したり、場合によっては入院加療を要したりすることもあります。
喉頭炎・喉頭蓋炎
喉頭炎は声帯やその周辺が炎症を起こす疾患で、声がれや咳、のどの痛みを伴います。とくに声がかすれている方は、声帯の炎症が疑われます。喉頭蓋が腫れる「急性喉頭蓋炎」では、食道入り口付近まで腫れが及ぶと、呼吸困難に陥ることがあり、大変危険です。重症の場合は緊急の気管切開が必要となることもあるため、のどの痛みや飲み込みにくさがある場合は、早めの受診をおすすめします。